矯正歯科治療

矯正歯科治療について

矯正歯科治療は、矯正器具を用いて歯を動か歯並びを整える治療です。
次のようなお悩みを抱えている方におすすめの治療です。

・出っ歯
・受け口
・不揃いな歯並び
・噛み合わせが悪い
など

矯正歯科治療は「自費診療」で、治療費がすべて患者様負担となる診療科目です。
比較的費用の高い治療にはなりますが、見た目を美しく整える「審美性」と、噛み合わせを整え健康的な口内環境にする「機能性」の両方が向上する治療といえます。

矯正治療によって歯並びや噛み合わせが良くなることで、噛む機能が回復します。
すると、消化機能の向上や顎関節症の予防・改善など効果が期待できます。
また、きれいな歯並びになることで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の原因となる汚れや歯垢が溜まりにくくなります。

このように矯正治療によって、口内環境が良くなると歯の健康管理がしやすくなり歯の寿命を延ばすことに繋がります。

治療方法の比較

矯正歯科治療には、マウスピース矯正とワイヤー矯正の2種類があります。
当院では患者様のライフスタイルや症例に合わせて最適な矯正治療をご提案いたします。

■マウスピース矯正

マウスピース矯正は、プラスチックでできた透明なマウスピースを1日22時間以上装着して歯を動かす矯正方法です。

｜メリット

・矯正装置が透明で目立ちにくい
・着脱可能でいつも通り歯磨きや食事ができる
・装着時の異物感が少ない
・シミュレーションで矯正後のイメージがみれる
・プラスチック製のため金属アレルギーの心配がない
・装置が当たる痛みや歯を動かす痛みが少ない
・通院間隔が2〜3ヶ月に1回と通院回数が少ない

｜デメリット

・装着ルールを守らないと歯が動かない
・マウスピース矯正が向かない症例もある

■ワイヤー矯正

歯の表側や裏側にワイヤーとブラケットを付けて歯を動かす矯正方法です。

｜メリット

・軽度〜重度症例まで適応範囲が広い
・自分で外せないため装着時間の管理が不要
・目立ちにくいワイヤーにもカスタム可能

｜デメリット

・月1回以上の通院が必要
・装置が複雑なため異物感が覚えやすい
・慣れるまでは歯磨きや食事がしにくい
・マウスピース矯正と比べると痛みが出やすい

矯正の治療期間

矯正の期間は歯を動かすための「動的治療期間」と、整えた歯並びをキープするための「保定期間」の2つに分けられます。

■動的治療期間

動的治療期間とは、マウスピースやワイヤーを使って歯を動かす治療を行う期間です。
歯医者で提示される矯正の治療期間は、一般的に動的治療期間を指します。

全体矯正と部分矯正のそれぞれの治療期間の目安は、以下の通りです。

｜全体矯正の場合

・マウスピース矯正：約2年〜2年6ヶ月
・ワイヤー矯正：約1年6ヶ月〜3年

｜部分矯正の場合

・マウスピース矯正：1年未満
・ワイヤー矯正：約6ヶ月〜1年

■保定期間

動的治療期間で動かした歯並びをキープするために、リテーナー（保定装置）を使用する期間です。
一般的には動的治療期間に加えて1〜2年ほどの保定期間を設けますが、場合によっては一生リテーナーを使う場合もあり、保定期間は症例や歯科医師の方針によって異なります。

治療ポリシー

当院の矯正歯科は「インビザラインブラックダイヤモンドトップブロバイダー認定医」が担当します。
これまで数多くの症例数を治療してきたスペシャリストが、患者様の理想を叶えるための最適な治療をご提案します。
矯正治療を検討する上で、不安や要望を抱えている患者様は多くいらっしゃいます。
そんな方が安心して治療に臨めるように「無料相談」も行っているので、まずはお気軽にご相談ください。

矯正歯科治療の多くは、1年以上の長い期間に渡って行われる治療です。
長期間歯科医院へ通うことになる患者様が治療のモチベーションを保っていただけるように、おもてなしや雰囲気作りが大切だと私たちは考えています。
そのために、診療室はプライバシーに配慮した半個室空間で患者様が不安なくお過ごしいただける設計となっており、術前と術後の写真を比較しながら治療の成果をご確認いただくことで、治療へのモチベーションが保てるように努めております。
また、馬車道駅から徒歩4分・関内駅から徒歩6分と好立地なので、長期間でも無理なく通院が可能です。

治療の特徴

■矯正の「上級資格者」が治療を担当

当院で受けていただく矯正歯科治療は、すべて矯正歯科治療の専門医である古居憲が担当いたします。
マウスピース矯正の代表的な治療方法である「インビザライン矯正」で累計1,500症例以上を担当し、「ブラックダイヤモンドトッププロバイダー認定」を史上最年少で達成した実力者です。
確かな経験と技術力であらゆる症例に対応できるため、他院でマウスピース矯正では治療できないと言われた症例にも対応できる可能性があります。
仕事の都合や矯正中の見た目を重視してマウスピース矯正をしたい方は、セカンドオピニオンも受付けておりますので一度ご相談ください。

｜ブラックダイヤモンドプロバイダーとは？

ブラックダイヤモンドプロバイダーとは、インビザラインにて年間401症例以上をこなす歯科医師に与えられる認定資格です。
年間でこれだけの症例を担当できるのは、世界でも上位1％ほどの歯科医師しかいないとされています。
ブラックダイヤモンドプロバイダーに認定されるということは、その歯科医師の下で矯正歯科治療を受けたいという患者様が多いという証なのです。

｜インビザライン矯正とは？

当院で行っているマウスピース矯正には、インビザライン矯正を採用しております。
インビザライン矯正は医療先進国であるアメリカを始め、100カ国以上の国々で900万人以上の人々が使用しているマウスピース矯正システムです。
(2020年10月時点)

・他のマウスピース矯正よりも適応範囲が広い
インビザラインはマウスピースの独自素材とアタッチメントを使用しているため、マウスピース矯正の中では最も広い適応範囲を持ちます。
そのため、マウスピース矯正での対応は難しいとされる歯を大きく動かすような症例にも適応できる可能性が高いです。

・治療開始から終了までをシミュレーションできる
インビザラインは治療前に3D治療計画ソフトウエアを使用して、治療開始時から治療終了後の歯の動きを画像や動画で事前に確認できます。
治療後の歯並びを口元に合成してお顔の雰囲気まで確認できるので、治療のモチベーションも保ちやすいことが特徴です。

注意事項/リスク

｜治療中の副作用

矯正歯科治療中は、歯が動く痛みが出ます。
通常2〜3日がピークで1週間ほどで落ち着きますが、ワイヤーの調整やマウスピース交換の度に痛みを感じることが多いです。
また、矯正装置になれるまでは、違和感から食事や会話の際に不自由さを感じることがあります。

｜治療後のリスク

・歯や歯茎への影響

歯を動かすことで歯根吸収、歯髄壊死、歯肉退縮などが起こる可能性がごく稀にあります。

・後戻りの可能性

治療後にリテーナーを使用しないと歯が後戻りする可能性があります。
歯科医師の指示通りにリテーナーを使用しましょう。

美しい歯並びを維持するために

長い時間をかけてきれいにした歯並びや噛み合わせを長く維持するためには、リテーナー（保定装置）の使用と歯科医院での定期検診が必要です。

矯正歯科治療で整えた歯並びはリテーナーを使用しないと後戻りを起こします。
毎日、歯科医師の指示通りにリテーナーを使用し、定期検診で不具合がないか確認することで、後戻りを防いで美しい歯並びをキープすることができます。

また、虫歯や歯周病になると歯並びや噛み合わせのバランスが崩れて乱れてしまいます。
毎日のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアを行って、虫歯や歯周病の予防に努めましょう。

さらに美しい口元を目指したい場合は、ホワイトニングなどの審美歯科を取り入れるのもおすすめです。